20160220冬こそ要注意『痛風』&ぎっくり腰
Last update 20160222
◆◆◆◆◆2016年 2月20日 ≪サタデープラス『Dr.プラス』≫より◆◆◆◆◆
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冬こそ要注意『痛風』&『ぎっくり腰』★★★★★
現在、痛風は予備軍を含めると、30歳以上の男性の約3人に1人!
「ぜいたく病」とも言われていた痛風、しかし、日本の食生活は豊かになり、今や痛風は 誰もが成り得る生活習慣病となったのだそうです。
特に寒いこの季節は水分をあまりとらないため、痛風の発作が増える時期でもあるそうで す。
痛風にならない方法を学ぶ!
じわっ~とした突然の痛み!1トンからする石を足の上にポンと落とされたような激しい 痛みとおっしゃる中尾彬さん(73歳)。スプレー式の湿布薬をしてみたり、接骨院に通っ たが、一向に良くならず車椅子で仕事に向かったりしていらしたそうです。
検査の結果『尿酸値』が高かった!
この尿酸値、血液中にどれほどの尿酸が含まれているかをみる数値ですが、この数値が7. 0mg/dlを超えると「高尿酸血症」と呼ばれ、何時痛風が発症してもおかしくない痛風 予備軍となるのだそうです。
■尿酸値が高いとなぜ痛みが出てくるのか?
尿酸は体内で増えすぎると結晶化して、関節に溜まり始め、これが炎症を引き起こし、あ の一連の激痛がやってくるのだそうです。尿酸塩の結晶は針状の結晶で、この形を見れば どれほどの痛みか想像できそうです!
そんな尿酸の原料となっているのが、『プリン体』
このプリン体を多く含む食品を、いつも摂っていると痛風の危険度はアップ!
肉類に多く含まれているプリン体ですが、牛肉、豚肉、鶏肉の中で、最もプリン体が多い のは「鶏肉」。
鶏肉の部位の中で最もプリン体が多いのが、100g中
1位 ささみ 154mg
2位 もも肉 123mg
3位 皮 120mg
高タンパク、低カロリーなイメージのささ身ですが、プリン体は多いそうです。
次は魚介類、こちらもプリン体が多い食品で、一般的に鯛やヒラメのような白身より、マ グロやカツオといった赤身の魚の方がプリン体は多いそうです。
では、たらこといくら、どちらがプリン体が多いか比較してみると、たらこ121mg(1 00g中)、いくら3.7mg(100g中)で、握り寿司にすると、たらこ1貫は、いく らの33貫分と同じだそうです!!
魚卵は何でもプリン体が多いと思われがちですが、プリン体は細胞の核の中にあるので、 卵の個数でプリン体の量は決まるので、同じ100g中だと、卵が小さければ小さいほど プリン体は多くなり、いくら(3.7mg)より、数の子(22mg)、数の子よりたらこ (121mg)の方がプリン体は多いそうです。
魚介類の中で、一番気を付けたい食材が、『車海老』
詳しいことは分かっていないそうですが、含まれているプリン体がとにかく多く、195 mg(100g中)、海老1貫と比較すると、いくら53貫分!!
しかし、プリン体を簡単に減らす方法があります!
それは、“食材を湯通しするだけ!”
プリン体は水溶性なので、水に溶け出してくれる。この季節に欠かせないお鍋も、プリン 体が溶け出してくれるのでとても良いそうです。
しかし、ただ一つ、気を付けなければいけないことは、「鍋のスープ」。美味しい鍋のスー プには、プリン体がたっぷりと溶け出しているので、最後の〆の雑炊は、旨味とともにプ リン体もたっぷりなので、尿酸値の高い人にはオススメできないそうです!
こうやってプリン体を知ることは、もちろん、重要なのですが、実はここに恐るべき落と し穴があり
“アルコール量が増えると尿酸値は上昇する!”
プリン体ゼロに越したことはないですが、大量のアルコールは、尿酸を体外に排出するのを 妨げてしまい、徐々に体内に溜まってしまう。
お酒は種類ではなく、量の問題だそうです!
■そんな痛風を回避する最強食品は?
痛風の最強予防食品が、牛乳、ヨーグルト、チーズなどの
『乳製品』
乳製品に含まれるアミノ酸が、尿酸の排出を促進してくれる。乳製品は、低プリン体の優 秀食品で、牛乳はプリン体ゼロ!
1日の摂取の目安は、牛乳ならコップ1杯
ヨーグルトなら1カップ
チーズなら1切れ のどれか1品
食べるタイミングは、何時でもよい!
また、水分を多く摂ると尿として尿酸を排出するので、多く摂った方がよいそうです。
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